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zoom RSS 「失われた手仕事の思想」を読んで

<<   作成日時 : 2009/06/02 20:18   >>

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 着物を着るようになると、どうやって作っているのだろう...という疑問がわいてきます。
さらに、「手仕事」についても知りたくなります。この本は、いろいろな手仕事について紹介してあり、とても良かったです。昔の暮らしの中では、意識せずに現代のエコロジーよりももっと地球に優しい暮らしなっていた理由の一端も書かれていました。さらに、今からの私たちの生き方への示唆もたっぷり含まれています。
失われた手仕事の思想 (中公文庫)
中央公論新社
塩野 米松

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 現在、職人さんと呼ばれる方達は、どんどん減ってきています。その中には、作りたくても、材料や道具がないから作れなくてやめていく方もいらっしゃると知り、ちょっとショックでした。いろいろな手仕事について書いてはありますが、一つ一つの手仕事が、お互いに助け合って存在していることがよくわかりました。徒弟制についても、体で技術を覚える大切さという観点から説明されています。職人さんの技術だけがすばらしいのではなく、消費者の方も「目利き」であることで、技術を高めていっていたことがわかります。

 昨今流行のエコについても、辛口の意見が書かれています。単に、昔の習慣を持ってくるだけではなく、今の生活にあったやり方を模索しないといけないのですね。以下は、本文からの抜粋です。

*安いからといって、どうでもいいものを使うことは効率を悪くすることであり、結局は損につながったのである。体に合った道具は、修理し、補強し、可能な部分は取り替え、使い切れなくなる最後まで使ったのである。
 日常品でもそうであった。竹やアケビ蔓などの籠でも壊れれば直し、取っ手を付け替え、角を補強し、長持ちするように日頃から手入れを怠らなかった本当に豊かな生活というのはそういうものではないだろうか。
 自分の体にあった道具で、自分の最高の技を発揮する。作り手も、使い手も、そういう生活をしてきたのである。

*熟練者ばかりではなく、未熟者や子供、老人、障害者にも役目があり、自然の営みに人の営みが組み込まれていた時代は、一つの完成された社会であった。

*自然保護や強制、還元する自然という言葉が飛び交っているが、どこか一部だけを元に戻すことはできない。手仕事の時代の基盤は、人々の生活から全てが生まれていたのである。生活が変わってしまったのに、都合のいい、聞こえのいい部分だけを昔に戻そうというのは無理というものである。
=====

 何百年と続く老舗の方も、今ある技術をただ引き継いでいくだけでなく、工夫していくことが将来にわたって存続していくには必要だとおっしゃっていました。アメリカではGMが倒産しましたが、日本はどうするのか、一人一人がしっかり考えていかなければいけないときだと思います。

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