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<<   作成日時 : 2010/01/11 16:54   >>

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本日は,熊本市の鶴屋で開催中の「東北六県の物産と観光展」に行って参りました。
http://www.tsuruya-dept.co.jp/event/week/saiji02.html

去年初めて行ったのですが,お目当ては下駄です。

関口履物店という所が出店されている下駄を買いに。
お値段もそこそこ(2足で鼻緒もすげてももらって1万円もかからないのは嬉しい限りです)で,はきやすいとなれば今年は2足買いました。台は一番安いものですが,丁寧に作られているので去年買ったものは、しっかり履き潰しましたとも(^-^)! 今の所、毎年来られているようなので、また来年とお約束をして帰りました。関口履物店さんは岩手県宮古市から来られています。去年は奥様と二人でしたが、今年は2会場重なったためご主人の方が一人で来られていました。

下駄の名称が分かりにくい方のために、「ニッポンの名前」という本からちょっと挿絵を

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なぜに値段が安いかというと、歯の部分をとるのに2枚板を張り合わせて削りだしているためだそうです。これは、厚さがとれない木も無駄なく使う知恵の一つだそうです。ただ、この2枚板を張り合わせて歯を削りだす方法も何通りかあるそうなので、作った方ときちんと話をして納得して購入するのが一番いいと思います。この関口履物店さんの場合は、歯の根もと5ミリくらいは足を乗せる台木から削りだしてその上に残りの歯がついています。気分かもしれませんが、丁寧に作られていないとポロッと外れかねないのは構造を見ると分かるのではないでしょうか。だから、きちんと作られている所での購入をお勧めします。

私のように毎日下駄では、当然すり減る速度も違うので、年に何回か買わないと持ちません。で、高い下駄でも結局はすり減るので、値段ですり減る速度がそう変わらないなら、履きやすくてお財布に優しい方をということで、こちらで購入させていただきました。

熊本市内であれば下通の旭屋さん(三国屋の向かい)がお薦めです。鼻緒から挿げてもらえます。そうでないものもありますが、こちらは修理には向きません。

下駄というのは、履いているうちに鼻緒が緩くなってくるのですが、鼻緒をすげてもらった下駄は、締め直してもらえるので履き心地が違います。裏にゴムを貼ってあり、鼻緒の裏を止めつけてあるものは締め直しが出来ませんので、そこで履き心地に差が出てきます。ただし,旭屋さんはこちらのお店で買われた下駄は無料で締め直していただけますが、他店購入の場合は2,100円必要です。

今回のように物産展などで購入したものは、次の年の会のときに持っていくと締め直しもたぶん料金が要らないか、かなり安いのではないかと...。これはきちんとご自分で確認されてくださいね。他に履くものがないときは地元の店で締めてもらわないと困りますが。構造自体は簡単なので、ご自分でトライされるのも楽しいかと。(もちろん自分の責任でですよ(^0^)。当方の出来るのはお店ご紹介までです。)


関口履物店さんには子供向けの下駄も4サイズくらいあります。それこそ赤ちゃんから小学校高学年くらいまでの下駄です。うちの娘も幼稚園くらいのときは下駄が大好きで、ほとんど毎日履いていました。その時知っていたらよかったのに...と思いましたが、この鼻緒の裏の金具にご注目。

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子供向けのものは、この金具が何と「パンダ」なのです。(「こどもたちにとても受けてます」) ですが、この金具(「前金」というのですが)を作られている所から、製造中止のお知らせが...。やはり下駄屋さんが減って注文がなくなったのが原因とか。5万枚単位ならまた作りますと言われたそうですが、小売店一軒では、その数は一生かかっても捌けるかどうか...だそうで他に当たってみルソウですが、見つかるといいですね。ところが、大人用の前金も、昨今の下駄が裏にゴムを貼ってすませるタイプ主流になっているので、いつまであるのか不安なのだとか。この前金、すぐ外れそうになるのですが、道路に当たってチャリン、チャリンととてもいい音がするんですよね...。手間を省くのは仕方のないことですが、手抜きにならないようにしないといけませんね。

ゴムばりの底も、最初はいいのですが、擦れて次第にボロボロとはがれてきて、ゴムがとれてしまうまで気をつけないとないとみっともないので注意です。また、鼻緒の裏(前金のついている部分)が、ホッチキス止めのものは鼻緒を締め直せないので緩んでくると履きづらくなったり、鼻緒がほつれたりしても新しいものとすげ替えれません。長くはきたい方は、前金の付いているものか裏のゴムが止めつけられていないものを購入されてくださいね。台が大丈夫なら、鼻緒を別のものにすげ替えて履き続けることは可能です。とはいえ、舗装された道では、鼻緒が痛むより台のすり減る速度の方が速いですが。(^^;;

焼き桐の台の作り方を聞きました。
表面を焦がしてあるお菓子の作り方に似ていて、形を整えた台の表面をバーナーで焼きます。この時焼きムラが出来ないように焼くために、下の図のように1回目(@)と二回目(A)で、焼く方向を変えるそうです。それでも、目の詰まっている方がよく焼けて、詰まっていない方が焼けにくいので、むづかしいそうです。なんか詰まっている方が焼けにくそうですが、逆なんですね。(^0^)

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表面を結構黒くなるまで焼いたら、流水下でたわしでゴシゴシ洗います。その後は版画のときのバレンみたいな陶器の道具で擦るのだそうです。ヤスリでなくて、陶器の道具というのが不思議。そんな道具を作ってくれる所もドンドン減ってきてるので大変とのことでした。鼻緒の作り方も習っておかないと...とも。まぁ、鼻緒は暫く需要がありそうですが、作り方を知っているとオリジナルの布で作れますからね。

本当に一生懸命。丁寧に作られているようで、高いものを無理して買っていただくよりも、手頃な価格のものをコンスタントに購入してもらうのがありがたいとのこと。「自分たちも頑張って作るので、履かれる方も頑張って購入してください。」とのことでした。

下駄に限らず、全てのもの言い得るのではないかと。農家の方も同じことを言われます。

みんなが少しずつ「頑張る」と、きっとみんな一緒にきちんと生活できて、跡継ぎも出来て、孫子の代まで安心して暮らしていけるのだろうなと思います。自分で作れるものは自分で作りますが、自分で作れないものはありますから、そういうものを作っていただけるというのはとてもありがたいことだと思います。作っている方に、きちんとお礼を言うことも購入している私たちの責任なのではないかと思います。誰で、「ありがとう」とか感謝されると元気が出ますよね。言うのはタダですから、お互いに気持ちよく過ごすには、「ありがとう」ももう少し使わないといけませんね。

 下駄屋さんは1年に9ヶ月くらいは外に出ているので、食べ物には気を使われるようです。その土地のものを食べられるのはいいのですが、毎日外食は...とおっしゃるので、自宅で出来るインスタントみそ汁の作り方を下駄のお礼にお教えしておきました。皆様にもお教えしましょうね。また別のページで(^^;;


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